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【看護師の働き方】病院以外で働く7つの候補と、私が選ばなかった理由

こんにちは、みみです。

子育て中のママ看護師なら、一度はこう思ったことないですか?

「時短勤務の給料って、少なっ…!」

  • 保育園が激戦区なら、フルタイム状態で申請しないと落ちるから、
    可能な限りめいっぱい労働時間を増やす。
  • でも、その先に待っているのは、いつも時間に追われる毎日。
    子どもの成長を、ゆっくり見守る余裕なんてどこにもない。
  • 「こんなに仕事も家事も頑張ってるのに、給料これだけ?」
    私は何度も肩を落としました。


じゃあ、時間にゆとりを持てば?

今度は収入の不安がよぎって、行動範囲がどんどん狭くなる。
いつもお金のことを気にしていて、なんだか心が休まらない。

どっちつかずで、いつも心がパンパン。
「もう…しんどい。」

病院勤めだから、こんなに苦しいのかな?

病院以外なら、もっと融通がきいて、
ストレスの少ない働き方があるのかもしれない。

「このままではもう、体力持たないかも…」

そう思って、毎日のようにパソコンに向かっては
「やっぱり違う」「やっぱりない」と試行錯誤していました。

 

この記事は、

現役の看護師として悩み、迷いながら、
「自分に合う働き方って何なんだろう?」と考え続けて、
いろんな選択肢を本気で調べた中で見えてきた“リアルな気づき”をまとめたものです。

看護師が病院以外で働ける選択肢7つを紹介しつつ、
「どんな人に向いているのか」「実際どう感じたのか」まで、正直に書いています。

「このままでいいのかな…」と感じているあなたに、
少しでもヒントや安心材料が届けば嬉しいです。

どうぞ、最後まで読んでみてください。

 

病院以外で働きたい…そう思ったきっかけ

子どもが生まれてからというもの、

「看護師という仕事は好きだけど、今の働き方は正直しんどい…」

そう感じる場面がどんどん増えていきました。

  • 夜勤を外してもらえば収入が激減。
    でも夜勤をすれば、家族の時間は削られる
  • 保育園に入るにはフルタイムで申請しないと落ちるし、
    結局、労働時間を無理してでも伸ばさないと回らない。
  • 帰ってきたら、家事と育児のワンオペ状態。
    「いつ寝てた?」「いつ食べた?」みたいな日々

で、自分のことはいつも後回しでした。

そんな生活の中で、たびたび思うのは

「これって、職場を変えたらラクになるんかな…?」

「いやでも、どこ行っても同じじゃない?」

「人間関係も、新しい環境も、また一からになるよなあ…」

そうやってモヤモヤしながらも、
「じゃあこのままでいいのか?」って自問自答する日々。

それでも、どこかで
“何か他の道があるんじゃないか”っていう気持ちが消えなくて。

何度も
「看護師 働き方」とか「看護師 キャリアチェンジ」、「看護師 在宅ワーク」とか
色々なワードをパソコンに打ち込んで検索していました。

何度も調べては、
「これじゃない」「これも違う」と感じることの繰り返しだったけど、
少しずつ、“自分にも合うかもしれない選択肢”が見えてくるようになったんです。

 

看護師が“病院以外”で働ける7つの選択肢と私の考え

1、訪問看護

特徴

訪問看護は、利用者の自宅に訪問して医療ケアを提供する仕事です。
病院のようなチーム制ではなく、基本的に一人で動くスタイル。

メリット・デメリット

       メリット         デメリット
  • 夜勤なしで家庭と両立しやすい
  • 一人ひとりとじっくり向き合える
  • 看護のやりがいを再確認できる
  • 自分のペースで働ける
  • 仕事がルーティン化されて新鮮さがない
  • 看護スキルがあまり活かせないと感じる
  • 正職員より派遣や契約が多い傾向あり
  • 夜勤はないがオンコール対応はある

私の考え

時間の融通が利く、夜勤がない、子育て中の私にとっては条件だけ見ると理想的!
実際に何件か面接に行って、現場の訪問看護師さんの働きぶりにも感動しました

こんな人に向いています

  • 一人の患者さんとじっくり向き合いたい人
    → 訪問看護では、数時間かけて個別ケアする場面も多く、「人と深く関わること」にやりがいを感じる人にぴったり。

  • 自分で判断して行動するのが得意な人
    → 医師や他の看護師がすぐそばにいない環境だから、“その場での判断”が必要な場面が多い。

  • 家庭やプライベートを大切にしたい人
    → 夜勤がなく、比較的自分の生活リズムを作りやすい。オンコールがない事業所もある。

向いていない人

急変時にすぐ相談できる環境で働きたい人
→ 訪問中は基本ひとり。すぐに誰かに頼れる環境が欲しい人には、病院勤務の方が安心かも。

安心を強く求める私には、向いていなく見送ることにしました。

2、健診センター

特徴

健診・人間ドックを行う施設での勤務。日勤のみで土日休みのケースが多く、業務内容は採血、測定、問診などルーチンワークが中心。

メリット・デメリット

メリット デメリット
・規則的な勤務(平日・日勤のみ)
・残業が少なく時間の融通がききやすい
・体力的な負担が少ない
・人間関係がドライでサバサバしている施設も多い
・仕事内容がルーティン化しやすく、やりがいを感じにくい人も
・看護スキルがあまり活かせないと感じることがある
・正職員より派遣や契約が多い傾向あり

 

こんな人に向いています
  • 決まった業務を淡々とこなすのが得意な人
    → 日々の業務はルーチンが多め。毎日同じことの繰り返しでも苦にならない人に向いてる。

  • 私生活を大切にしたい人
    → 日勤のみ・土日休みの施設が多く、時間的な自由が確保しやすい。

  • 体力的な負担を減らしたい人
    → 重症患者のケアなどは基本なく、比較的ゆるやかなペースで働ける。

 

向いていない人
  • 看護師としてもっと専門的なスキルを活かしたい人
    → 採血・測定などが中心のため、技術を高めたい人には物足りなさを感じる可能性あり。

私の考え

生活リズム的には理想的だったけど、もともと急性期看護が好きだった私には、単調な作業がちょっと退屈に感じそうで見送りました。

 

3、企業内看護師

特徴

企業で働く社員の健康管理や健康指導、メンタルヘルス対応などを行うポジション。産業保健師としての募集が多く、看護師資格のみでは応募条件が限られることもある。

メリット・デメリット

メリット デメリット
・日勤&土日休みの安定した勤務体系
・企業ならではの福利厚生がある
・病院とは異なるやりがいを感じられる
・ストレス対応や健康指導など新たなスキルが身につく
・求人が少なく、倍率が高い
・保健師資格が必要な場合も多い
・看護技術というより、書類仕事・面談・管理業務が中心
・配属先によっては孤独を感じやすい

 

こんな人に向いてます
  • オフィスで落ち着いて働きたい人
    → 医療現場のようなバタバタ感が少なく、比較的静かな環境で働ける。

  • 健康管理や予防、メンタルケアに関心がある人
    → 治療よりも“未然に防ぐ”視点で人と関わるのが好きな人にフィット。

  • 書類仕事やデータ管理が得意な人
    → パソコンを使った管理業務も多いため、IT・事務系が苦じゃない人向き。

向いていない人

現場で“看護”を感じながら働きたい人
→ 医療処置などの場面はほとんどなく、「やっぱり患者さんと関わりたい」というタイプは物足りなさを感じることも。

私の考え

オフィス勤務での働き方に憧れたけど、求人が少なすぎて実際の選択肢に入れるのが難しかった。満員電車での通勤は苦痛だし、保健師資格が必要だったり、情報も少なく、魅力を感じれる部分が少なく外しました。

 

4、保育園・学校看護師パート

特徴

保育園や学校など教育施設に常駐し、園児・児童・生徒の健康管理や応急処置を行う仕事。日勤のみで、勤務時間や休日が規則的な傾向がある。

メリット・デメリット

メリット デメリット
・日勤&土日休みで生活リズムが安定
・子育て中でも両立しやすい環境
・子どもとの関わりが好きな人にはやりがいがある
・感染症管理など、地域と連携する経験が積める。
・保育や教育現場の業務が中心になることも
・看護師としての専門性が活かしにくいと感じる場合あり
・1人体制が多く相談しづらい
・募集が少なく、非常勤が多い傾向

 

こんな人に向いてます
  • 子どもと関わることが好きな人
    → 保育・学校現場では“ケア”というより、“見守る”力が求められることが多い。

  • 規則的な生活リズムで働きたい人
    → 学校カレンダーに沿って勤務できるため、家庭との両立がしやすい。

  • “安心”を届ける看護がしたい人
    → 体調変化にすぐ気づいて声をかけたり、不安な子に寄り添う姿勢が活きる職場。

 

向いていない人
  • 医療処置やスキルアップを重視したい人
    → 医療現場ではないため、看護師としての技術を活かす場面は少なめ。

 

私の考え

子育て中の私にとってはすごく魅力的だったけど、実際に調べてみると保育業務寄りの内容が多く、看護師としての専門性を発揮できるのか不安になったので外しました。

5、治験コーディネーター(CRC)

特徴

新薬や医療機器の治験(臨床試験)が円滑に進むように、医師と被験者の間に立ってサポートする仕事。病院勤務ではなく、治験施設支援機関(SMO)などに所属することが多い。

メリット・デメリット

メリット デメリット
・日勤のみで土日休みのところが多い
・治験業界ならではの専門知識が身につく
・医療の最先端に関われるやりがい
・コミュニケーション能力を活かせ
・書類業務や事務作業が多め
・医療現場というより“管理職”寄りの業務もある
・医師や関係部署との調整が大変
・人によっては看護師スキルが活かしづらく感じることも
・年齢制限があるところが多い
・経験者が優遇される

 

こんな人が向いてます
  • 人との信頼関係を丁寧に築くのが得意な人
    → 被験者への説明や医師・スタッフとの調整が多く、“人との関係性”が仕事の中心。

  • きっちりしたスケジュール管理や書類仕事が苦じゃない人
    → 治験の正確性・ルール厳守が求められるため、段取り力がある人にフィット。

  • 医療の裏側でサポートする“縁の下の力持ち”タイプ
    → 表に立つより、円滑に物事を進めることにやりがいを感じる人に向いている。

 

向いていない人

看護師として現場スキルを活かして働きたい人
→ 医療処置は少なく、現場感・技術を磨きたい人には物足りなさを感じる可能性あり。

私の考え

患者さんへの丁寧な説明が求められたり、医師、看護師とのやとりで信頼関係の構築がとても大事な仕事。過去、知り合いが治験コーディネーターに転職し看護師以上のお給料をもらってると聞きました。今となっては年齢制限にかかったり、経験者しかダメなど私にとっては条件があいませんでした。

6、フリーランス・在宅ワーク

特徴

自宅でパソコンを使って働くスタイルで、看護師資格を直接活かすというよりも、新たなスキル(Webライティング、SNS運用、オンライン秘書など)を活かして働く道。
近年、副業や複業としても注目されている。

メリット・デメリット

メリット デメリット
・完全在宅で通勤なし
・自分のペースで働ける
・子育てや介護との両立がしやすい
・スキルを身につければ長期的に仕事につなげやすい
・年齢制限なし
・最初は収入が不安定
・成果が出るまでに時間がかかる
・看護師としての専門職から離れる不安
・学び直しやスキル習得の努力が必要

 

こんな人に向いてます
  • 自分のペースで働きたい人
    → 出勤やシフトに縛られず、家庭やライフスタイルに合わせて働ける。

  • 新しいことを学ぶのが苦じゃない人
    → Web系スキルやPC操作など、ゼロから覚えることも多い。好奇心と行動力がカギ!

  • 看護師の経験を“違う形で活かしたい”人
    → 健康情報の発信や、患者目線を活かした企画など“看護力”を別角度で使えるチャンスも。

向いていない人
  • 安定収入をすぐに得たい人
    → 初期はどうしても収入が不安定。積み上げ前提の働き方になる。

 

私の考え

新たな学びは必要にはなるけれど、看護師の経験や知識も活かせるところに興味津々でした。年齢が関係ないことや、病院では見えなかった世界が広がる。

今、Webマーケティングを学びながら、

看護師+αの新しい働き方に挑戦中です。


「まさか自分がこんな道を選ぶなんて」…
そう思いながらも、ワクワクが止まりません。

7、 「場所」より「働き方」を変えるという選択

職場を変えるだけでなく、時短勤務・派遣・パート・業務委託など“働き方の形”を
見直す選択肢。

フルタイムや常勤にこだわらず、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶ。

「看護師だから…」「看護師しかできない…」そんなふうに思わずに
たくさんの可能性があることを知って欲しいです。

私はWebマーケという全く違う世界に飛び込んでみたけれど、
他にも、全然別のフィールドで活躍している看護師さんたちがたくさんいます。

実際に“起業したナースたち”のリアルな働き方を紹介している記事がこちら
起業ナース図鑑

看護師=医療現場、だけじゃない。
「こんな選択肢もあるんだ…」と気づくきっかけになるかもしれません。

 

後悔しないために考えておきたいこと

7つの働き方を調べてきて、私が一番強く思ったのは、
「完璧な職場なんて、どこにもない」ということでした。

条件が良さそうに見えても、実際に働くと
「想像してたのと違った…」って感じることはきっとある。

逆に、“ここでしか働けない”と思ってた場所が、
やり方を変えるだけでぐっと働きやすくなったりもする。

だから大事なのは、
“どんな働き方があるか”を知ることももちろんだけど、
それ以上に 「自分が何を大切にしたいか」 をはっきりさせることだと思います。

たとえば——
・とにかく収入を優先したいのか
・家庭や子どもとの時間を優先したいのか
・看護師としてのやりがいを追いかけたいのか

その答えは人それぞれで、
自分の中でもライフステージによって変わっていくものだと思います。

選び方を間違えないようにするためには、
“転職すればすべて解決する”って思わずに、
自分自身の気持ちとしっかり向き合うことが何より大事。

完璧じゃなくていい。
“今の自分に合った選択”ができれば、
その働き方はきっと、あなたの力になるはずです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。