40代になって、漠然とした不安を感じることはありませんか?
「このままでいいんだろうか」
「もしかして、自分の人生、もう手遅れなんじゃないか」
そんなふうに、積み上げたものがぐらつき始めているような感覚を覚える人。
実は、少なくないんです。
私はこれまで、看護師という職業を通してたくさんの方と接してきました。
その中で、このように感じる人たちには
ある共通している“しくじり”があることにに気づきました。
それは、
取るべきリスクを、取るべき時期に取らなかった
違和感を覚えながらも、新しい挑戦を避け、
「今はまだ大丈夫」と、現状に留まり続けた結果です。
この記事では、
そんな「人生手遅れ」を感じる40代が、無意識にやってきた
3つのしくじりについて、紐解いていきます。
読み終えたとき、あなたはきっと、今からでも変われる道筋を見つけられるはずです。
【しくじり①】しんどいことから逃げて、努力をおこたった

思い返してみてください。
20代、30代の頃。
何かを変えなきゃいけないと頭では分かっていても、
「しんどい」「今は無理」と感じて、
行動に踏み出せなかったことはありませんでしたか?
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新しいことに挑戦しようと思ったけど、面倒でやめた
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スキルアップの機会があったけど、自信がなくて見送った
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「どうせ無理だろう」と、やる前から諦めた
こうした選択をしたとき、
実は心のどこかで分かっていたはずです。
この先に困難があることも、超えるべきハードルがあることも。
でも、
その向こう側に何があるか、想像できなかった。
挑戦しても失敗する未来ばかりを想像して、
やる前からすでに諦めていたのかもしれません。
若い頃は、失敗しても巻き返せる時間がたくさんあります。
でも、その渦中にいるときは、それに気づけなかった。
もちろん、努力して飛び込んだからといって、必ずうまくいくわけではありません。
けれど、たとえ失敗しても──
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経験は必ず、次の判断材料になる
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挑戦を乗り越えることで、自分の土台が強くなる
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人生を飛躍させる小さなきっかけになるかもしれない
しんどさを理由に努力を避けたこと。
それは、
ただその瞬間の「ラク」を選んだだけではなく、
未来の自分が持てたかもしれない経験や、
選択肢を、自分で手放してきたということ。
今の不安は、
そんな小さな「逃げ」の積み重ねが、
じわじわと現実になっているのかもしれません。
【しくじり②】もったいないを理由に、自分への投資を避けた
ここまで、
40代で感じるモヤモヤの正体と、
無意識に積み重ねてきた選択について整理してきました。
でも
この記事は、過去を責めるために書いたわけではありません。
今からでも、遅くはないし、いきなり大きなことをする必要はありません。
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小さな違和感を見過ごさずに拾う
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「本当に今のままでいいのか?」と自分に問いかける
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怖くても、めんどくさくても、小さな挑戦を選んでみる
そんな小さな一歩が、
未来を確実に変えていきます。
スティーブ・ジョブズが、2005年スタンフォード大学のスピーチで語った有名な一節を紹介します。
将来を見据えて点と点をつなぐことはできない。
できるのは、過去を振り返って点と点をつなぐことだけだ。
だからこそ、今やっていることが、将来どこかでつながると信じなければならない。
今日からの40代の人生は
「人生手遅れ」と思わない人生を送っていきましょう。
ここでは、そのためにできる小さなステップを紹介します。
自分自身と向き合う時間を持つ
今までの生活に、たった5分だけでもいいので、
自分自身と向き合う時間を作ってみてください。
その5分間を、
より効果的に使うために、ひとつ提案があります。
それが、
ジャーナリング(思ったことを書き出す習慣)です。
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今日感じた違和感
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本当はどうしたかったか
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小さな一歩を踏み出すとしたら、何から始めたいか
ジャーナリングは、
「書く瞑想」とも呼ばれ、
頭の中のモヤモヤを整理し、不安やストレスを軽減する効果があると言われています。
実際に、
Googleやスターバックスといった企業でも、
社員のマインドフルネス研修や自己成長プログラムの中で、
ジャーナリングが取り入れられています。
特別なルールは必要ありません。
思ったことをそのまま、素直に書き出していくだけで、
ぼんやりしていた気持ちが形になって
スッキリする感覚を感じ取れると思います。
まとめ:気づいた今が、一番早い
ここで改めて、
40代で「人生手遅れかも」と感じる原因になっていた
3つのしくじりを整理しておきましょう。
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しんどいことから逃げて、努力をおこたったこと
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もったいないを理由に、自分への投資を避けたこと
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違和感を見過ごし、選択を後回しにしたこと
これらは、
誰もが気づかないうちに積み重ねてしまう、小さなしくじりです。
過去を振り返ると、
「あのとき、こうしていれば」と思うこともあるかもしれません。
でも──
本当に大切なのは、過去を悔やむことではなく、
気づいた今この瞬間から、行動を起こしていくことです。
気づいた今が、一番早い。
実は私自身も、
ジャーナリングに取り組むようになってから、
ずいぶん頭の中がスッキリして、
これからやるべきことが、はっきりと見えてきました。
だからこそ、
このブログを読んでいるあなたにも、
「今からでも、間に合う」
そんな一歩を踏み出してほしいと、心から思っています。
まずは今日、
ノートを1ページだけ開いて、
今の気持ちを書き出してみませんか?
小さな一歩が、
あなたの未来の「最初の点」になるはずです。