「書く瞑想で心のモヤモヤがスッキリ!」
「ジャーナリングで人生が変わる!」
──最近、そんなキャッチコピーをよく目にしませんか?
心を整えるシンプルな方法として、ジャーナリングが注目されています。
でも実際は、どうなんだろう?
本当に効果があるのか?
どんなやり方なら続くのか?
そもそも、自分にもできるのか?
そんなふうに感じながら、
あなたも「ジャーナリングとは?」と検索して、この記事にたどり着いてくれたのかもしれません。
正直に言うと、私も最初、ジャーナリングを始めたとき──
3日で挫折しました。
もちろん、効果なんてまったく感じられなかった。
続けるコツなんて、簡単にできるものじゃなかった。
それでも、私は諦めたくなかった。
ジャーナリングには、ただ「書く」だけではない、
続けるための工夫と、効果を実感するための小さなポイントがありました。
この記事では、
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ジャーナリングが続かない理由
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効果を実感できるやり方
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続けるコツ
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そして、私自身が再スタートするために見つけた工夫
を、リアルな体験を交えてお伝えしていきます。
ジャーナリングが続かない理由とは?
ジャーナリングは、書く瞑想とも言われ、
心を整えるためのシンプルな方法として広く紹介されています。
でも、私を含め、多くの人が「三日坊主」で終わってしまうのもまた事実。
どうして続かないのか?
なぜ、やる前に想像していたような効果を感じる前に、手が止まってしまうのか?
ここでは、
実際に続かなかった私自身の体験をもとに、
ジャーナリングが続かないリアルな理由を紐解いていきます。
「何を書けばいいかわからない」で手が止まった
ジャーナリングを始めてみたものの──
最初にぶつかった壁は、「何を書けばいいのかわからない」ということでした。
「自由に書いていい」と言われると、
逆に何から手をつけていいか分からず、ノートを開く手が止まってしまった。
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何を書く?
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モヤモヤ、出したらキリがないんだけど
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書いたところで意味あるの?
そんなふうに考えているうちに、
「今日も書こう!」なれなかった。
自由すぎると、かえって動けない。
これが、始めたばかりの私にとって、想像以上に大きなハードルになっていました。
完璧主義がジャーナリングをつまらなくする
さらに、ジャーナリングに対して、
「ちゃんと書かなきゃ」という完璧主義的な意識が邪魔をしました。
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きれいな文章にしないとダメ
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読み返したとき恥ずかしくないように整えないと
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筋道立てて書かないと意味がない
そんなふうに、誰にも見せないはずのノートにすら、
無意識に「正しさ」や「きれいさ」を求めていたんです。
当然、そんな堅苦しさでは、
心を解放するどころか、書くこと自体がどんどん負担になっていきました。
ジャーナリングに「正解」なんてない。
ただ自分の思ったことを、そのまま書けばいい。
そのシンプルな事実を実践できないことも、
続かない原因の一つでした。
「時間がない」と言い訳して優先順位を下げた
そして最後に。
「時間がない」という言い訳に、私も何度も逃げました。
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朝バタバタしてるから無理
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帰宅後は疲れてるし
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今日は忙しかったから明日でいいか
最初は「たった5分」と思っていたはずなのに、
日々の中で、その5分すら後回しにしてしまう。
時間がないんじゃない。優先順位が低かっただけ。
本当に「やろう」と思っていたなら、
スマホを眺める5分を削ればできたかもしれないし、
寝る前に1行だけでも書けたかもしれない。
でも私は、
ジャーナリングを「なくても困らないもの」として後回しにしていた。
その積み重ねが、
気づけば「やらなくなった自分」を作ってしまっていました。
効果を実感するための正しいやり方とは?
ジャーナリングが続かない原因は、
やり方や考え方がズレていたことにありました。
では、どうすれば続けられるのか?
どうすれば「ジャーナリングを続ける意味」をちゃんと実感できるのか?
ここでは、
挫折を経験した私自身が改めて整理した、
**「無理なく続いて、効果も実感できるジャーナリングの始め方」**をお伝えしていきます。
「たった5分」の甘いワナ。時間をどう確保する
よく「ジャーナリングはたった5分でいい」と言われます。
たしかに時間だけを見れば、5分は短い。
でも、続けられなかった私がリアルに感じたのは、
この「たった5分」が意外と確保できないという現実でした。
忙しい、疲れた、後回し──
そうして、5分さえも日常に組み込めなかった。
だから、まず必要なのは、
5分を「空き時間」で取ろうとしないこと。
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朝起きたらすぐにノートを開く
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帰宅してカバンを置いたら、まずノートを開く
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スマホを見る前に、5分だけノートに向かう
そんなふうに、
「生活の中にジャーナリングを組み込む」意識が大切です。
5分を「作る」のではなく、
5分を「決めておく」。
これが、続けるための第一歩です。
書き出しに悩むなら、テーマを絞る
ジャーナリング初心者にとって、
「何でも自由に書いていい」はハードルが高すぎます。
だから私は、
書くテーマを絞ることをおすすめします。
例えば──
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今日の気持ち
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今日感じた小さな違和感
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今一番引っかかっていること
この3つの中から1つだけ選んで、
それについて書くだけでOK。
「テーマを絞る」と、
考えすぎる時間も減るし、書き出しのハードルもぐっと下がります。
まずは、
「なんでもいいから書く」じゃなくて「これについてだけ書く」。
このシンプルなルールを作るだけで、
ジャーナリングの続けやすさが一気に変わります。
書くことより「続けること」を最優先にする
ジャーナリングは、
「うまく書く」ことでも、「深いことを書く」ことでもありません。
何より大事なのは、
続けること。
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1行だけでもいい
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まとまってなくてもいい
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愚痴でも、意味のない独り言でもいい
続けることで、
少しずつ自分の心の動きが見えるようになってきます。
逆に言えば、
続けなければ何も変わらない。
だから、
毎日「完璧なノートを作ろう」なんて思わなくていい。
「今日も1行だけでも書いた」
その事実だけで、十分に意味があるんです。
続けるコツ:私がこれから実践するリアルな工夫
ここまでで、
ジャーナリングを続けるために必要な「基本の考え方」はお伝えしました。
でも──
頭でわかっていても、実際に続けるのはやっぱり簡単じゃない。
だから私は、
自分がまた挫折しないために、現実的で小さな工夫を取り入れることにしました。
ここでは、
続けるためのリアルなコツを、
今の私自身の視点から紹介していきます。
専用ノートで特別感を演出する
何となく家にあるメモ帳やノートに書き始めると、
ジャーナリングの存在感がどんどん薄れていきます。
だから私は、
ジャーナリング専用のノートを用意することにしました。
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ちょっとお気に入りのデザイン
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書きやすいサイズ感
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ページを開くと、少しワクワクするもの
「これは自分の心を整えるためのノートだ」
そう意識づけるだけでも、
ジャーナリングへの向き合い方が変わる気がします。
形から入るって、悪いことじゃない。
大事なのは、自分が気持ちよく続けられる環境を作ること。
汚さにこだわらない。1行でも書けばOK
これも、過去の私のつまづきポイントでした。
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ノートが汚いとイヤ
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字が乱れていると萎える
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きれいにまとめられないと意味ない気がする
そんな完璧主義が、
知らない間にジャーナリングのハードルを上げていたんです。
でも今は、
**「汚くてもいい」「1行でもいい」**と決めました。
誰に見せるわけでもない。
これは、自分自身と向き合うためのノート。
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途中で話が飛んでもいい
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愚痴だけで終わってもいい
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書きたいことがなければ「今日は書きたくない」とだけ書いてもいい
とにかく、
ノートを開いて、ペンを持つ。
この小さな行動だけを、まず積み重ねていきます。
週末に軽く振り返るだけでも十分
毎日毎日、「これでいいのかな」と不安になるのも続かない原因のひとつでした。
だから、
週末にだけ軽く振り返ることを習慣にしようと思います。
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何日書けたかな?
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今週のモヤモヤ、少し減ってないかな?
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自分が何を大事に感じてるのか、少し見えてきたかな?
こんなふうに、
「できたこと」に意識を向ける振り返りをするだけで、
自己肯定感がじわじわ育っていく。
毎日反省するんじゃない。
「続けた自分、偉い!」って週に一回くらいは褒めてあげる。
そんな軽さで、
ジャーナリングを「生活の中にあるもの」にしていきたいです。
まとめ:今日から始めよう
ここまで、
ジャーナリングが続かなかったリアルな理由と、
無理なく続けるための工夫についてお伝えしてきました。
三日坊主で終わった過去の私は、
「意志が弱いからダメだったんだ」と思い込んでいました。
でも本当は違った。
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何を書けばいいかわからなかった
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完璧を目指して自分でハードルを上げていた
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5分すら確保できない生活のまま、無理して続けようとしていた
続けられなかったのは、
やり方と考え方がズレていただけ。
それに気づけた今なら──
もう一度、ちゃんと続けられる気がしています。
ジャーナリングは、
1日で人生を変えるような劇的なものじゃないかもしれない。
でも、
今日1行、明日1行と、
小さな「自分との対話」を積み重ねていくことで、
確実に、少しずつ、未来が動き出していく。
焦らなくていい。
完璧を目指さなくていい。
気づいた今が、一番早い。
一緒に、ここからまた始めていきましょう。